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作成日:2025/08/10 09:23:57
更新日:2025/11/02 09:24:37
AWR(自動ワークロード・リポジトリ)とは、Oracleデータベースのパフォーマンス統計情報を自動で収集・保存する機能のことです。
パフォーマンス低下の原因究明に役立ちます。
ライセンス: AWR機能を利用するには、Oracle Database Enterprise Editionに加えて、Oracle Diagnostics Packという有償オプションの契約が必要です。
自動収集: データベースの性能情報を定期的に自動で収集します。 スナップショット: 収集されたデータは、一定時間ごとに「スナップショット」としてメモリとデータベースに記録されます。 保存: デフォルトではスナップショットは8日間保存され、この期間を過ぎると古いデータは自動的に削除されます。 データソース: VSYSSTATやVSYSTEM_EVENTなど、様々なデータベース動的パフォーマンスビューから統計情報を収集します。
Statspackとの違い: Statspackとは異なり、AWRはデータベース作成時にすでに利用可能で、スナップショットの取得や古いデータの削除も自動化されています。 データ保持期間: デフォルトでは8日間保存されます(11g R1以降)
一定間隔でスナップショットが作成され、そのデータから任意の2つの時点間の差分を分析して「AWRレポート」を作成できます。
AWRレポートには、データベースのアクティビティ、待機イベント、ボトルネックなどの情報が含まれます。